(レポート)ふらっと南幌100回記念フットパス&フォーラム

ホロムイ初夏の田園風景の広がる南幌町を町内外の人たち51名と一緒に歩きました。運河・駅逓などの町の歴史を表す場所、防風林の中などを巡りました。

フットパスのあとは南幌のおいしいお米と特産のキャベツキムチを味わい、自然・食・歴史と多方面から南幌町の魅力を知ることが出来ました。

10:00~  :集合/本フットパスの説明/SAVEJAPANプロジェクトの説明

10:10~  :フットパス 歴史の道5.5km

12:00~  :南幌ごはん試食会 白樺樹液で南幌米&南幌特産キャベツキムチ&味噌汁

13:00~16:30は講演会、車座トーク、俳句会が行われました。

主催者であるNPO法人ふらっと南幌の近藤さんより本フットパスの説明。

歩き始める前に準備運動。雲ひとつ無い晴天でした。

町の文化・発展に大きく貢献をした夕張鉄道南幌向駅。その跡地です。

明治30年頃の住居。開拓当時の苦労が伝わってきます。ふらっと南幌のスタッフによる解説で理解を深めます。

 

防風林のなかに入ります。

様々な花が咲いていました。野鳥の声も聞こえます。

生き物を探しながら田んぼを歩きました。「何かがいるぞ」と田んぼを覗いています。

幌向運河です。

最後に、幌向駅逓所跡を訪れました。鉄道が開通するまで、人々の往来の拠点として活躍をしていました。フットパス後は南幌米&南幌特産キャベツキムチ&味噌汁を美味しく味わって終了。

このイベントで得られたこと

「ふらっと南幌」が活動している南幌町周辺の夕張川流域は、かつては「幌向原野」と呼ばれ、明治~大正にかけて湿生植物研究の重要な調査拠点であったことから、実に7種類もの固有種が発見され、「ホロムイ」の和名が冠されています。

これらの希少種は開拓の歴史とともに失われていきました。一方で、開拓の歴史は町の発展の歴史でもあります。

今回のフットパスでは、開拓の苦労、その結果の今の魅力を学びました。そして、「ふらっと南幌」のフットパスのように、歴史を学びながら自然との共生を目指す取り組みの必要性を実感できました。